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1.彼女はヤマナシを食む

(ケ)短いながらもシナリオが重厚で、全てのシナリオを踏破することによって、全てのことがわかる計算されたシナリオが良かったです。
素晴らしいゲームをありがとうございます。

(m)初見プレイでTrueEnd見ました。時間制限に気をつけながら、元の世界へ帰るために境内を散策。「人間だった彼女が徐々に人魚になっていく」事実の真相は一体何なのか、いろいろ考える余地がありそうですね。
短いプレイ時間ながらもストーリーの起承転結はしっかりしており、スッキリした気持ちで最後までプレイすることができました。

(ザ)選択肢を選びながら神隠しからの脱出を目指すゲーム。
ヒントを貰う時のオオサンショウウオとの会話が癒される…
ヒントを貰う時=行き詰ってる時なので、ここに癒しポイントがあるのは嬉しいポイント。
あと、エンディングを見て改めて考えると結構細かく伏線が張り巡らされていることに気付きました。
形は脱出ゲームですがその実ノベルゲームです。これからプレイする人は文章もじっくり読み進めましょう。

(松)ある種の焦りの中で、探索を楽しみました。
魅力的なイラストやお話が、探索をより盛り上げてくれました。

2.THE日本ジャパニーズ

(ケ)テンポがいいゲームで、オムニバス形式のシナリオが読みやすく、楽しくゲームを進めることが出来ました、戦闘も面白かったです。
素晴らしいゲームをありがとうございます。

 

(m)日本をテーマにしたRPGというアイディアが面白いです。現代の日本で話題になったニュースを妖怪退治のシナリオとして組み込んだり、それをコメディらしく面白く仕上げている点がとても良いと感じました。
全ての都道府県が出ており、ほど良い文章の長さで分かりやすく都道府県の特色を紹介しているのもこの作品の見所だと思います。

 

(ザ)この手の制作者さんが自分の色をしっかり出してるゲーム、好きですね。
UIやシステムメッセージなど、細かい部分までキッチリ作者さんのセンスの出てるワードに変えてるところに芸の細かさを感じます。
(戦闘中の「いた~い!」「あれっ?」が個人的好み)
日本各地で起きるイベントもその土地の特徴を捉えてて面白い。
あと、キャラがめちゃかわ。

(松)楽しげでコミカルなキャラや演出など、魅力の多い一作です。

3.赤い箱庭

(ケ)迷い込んだ女の子と神様のシナリオでしたが、シナリオが進むにつれての心情の変化を楽しむことが出来ました。素晴らしいゲームをありがとうございます。

(m)このゲームの世界観に惹き込まれました。
いきなり連れてこられて、プレイヤーにも飛び込んでくる様々な情報、何故連れてこられたかについて、さやか目線で考えながらプレイすることができました。
四季折々に変化する世界と、キャラクターの心情がマッチしており、さやかと主様が出会いからどう心情が変化していくのか・・・この先の展開が気になりながらプレイすることができました。
シナリオを盛り上げる一枚絵も多く、ビジュアル面については作者のこだわりを感じます。

(ザ)異世界で嫁いじゃう系の乙女ゲームですね。
ドキドキシーンが多いです…それにスチルが豊富です。しかもどのスチルも距離が近い…近い!
更にエンディング分岐アリ、おまけもあって結構なボリュームのゲームになってます。
作者さんが本当にこういうジャンルが好きで作ってるんだな、というのが伝わってきました。
この手のジャンルが好きな人には本当に刺さると思うので人外、和風、乙女、ここら辺のワードがピンと来た人は是非プレイしてみてください。

(松)20分程度の短編として、要素の取捨選択が巧みだと感じました。
「短編として男性の魅力を端的に伝えるにはどうすれば良いか?」
その答えのうちの一つだと思います。

4.古都の謎解物語 龍の酒場

(ケ)主人公の卯月さんのように、まるでルポライターや旅行者のような気分でシナリオを読み進めることが出来ました。出来事もリアリティがあって良かったです。素晴らしいゲームをありがとうございます。

(m)シナリオが非常に面白いです。先の展開を含めて非常に作り込まれており、この後の展開がどうなるのか、気になって仕方なかったです。
古都の世界設定がしっかりしており、探索しているというワクワク感がありました。
最初は龍神祭に必要なお供え物を揃えることから始まりますが、その中の1つである黄酒を巡って、話が発展し深みに入っていく印象を受けました。
謎解物語らしく、気になるところを調べて先に進めるシナリオだが、観察することが大事で先に進める手掛かりを見つけたときの納得と感動を味わうことができます。

(ザ)幻の湖の演舞劇に続いて独特で作りこまれた世界観が魅力的な今作。
前作同様最後に綺麗にまとまる物語に加え今回はスカッと要素もあってまたまた読後感がいいですね。
更に今回はキャラクターの魅力も丁寧に描写されることでより増していると感じます。
今後も楽しみですね。

(松)勧善懲悪って、お約束ですけど、良いですよね。
探索の末の、あの終盤の展開。楽しいです。

5.関守神

(ケ)最初から最後までまた君か…と思いながら、何回も読んでいました。かなりハードなシナリオなのに、すごく先が気になって夢中で読むことが出来ました。
素晴らしいゲームをありがとうございます。

(m)登場キャラクターが持っている感情や想いが伝わってきて、緊張感とワクワク感を持ってプレイすることができました。
関守神の女の子と夜市との出会いや、夜市が何故関守神の女の子に対してここまでの感情を持つのか、回想シーンによって理解を深める事ができるので、プレイ後の印象は深いものになります。
全ての登場人物の設定がしっかりしていること、本編を盛り上げる豊富なイラスト、分岐次第で変わる結末・・・、いろんな視点から楽しむことができ、非常に完成度の高い作品だと感じました。

(ザ)読み応えのある文章量、エンディングも豊富、スチルはどれも高品質で、しかもフルボイス…
量的にも質的にもかなり本格的なビジュアルノベルになってます。どのキャラクターも魅力的で物語の展開も多彩でどれも惹きこまれます。立ち絵の変化や演出も細かく…ホントにハイレベルな作品です。一般論だとツッコミどころがないので個人的好みを言わせてもらうと、禍ツ神のデザインがどれもこれもセンスあって好きです。

​(松)主人公は何者なのか?夜市との関係は?など、気になる謎が次々に提示され、夢中で読み進めました。
フルボイス、細かい立ち絵変化など、強いこだわりも感じます。

6.耕せ!因習村

(ケ)バッドエンド多数のゲームですが、そのバッドエンドを見ることがとても楽しかったです。シナリオも濃厚で面白かったです。
素晴らしいゲームをありがとうございます。

 

(m)村の独裁者を目指すシナリオが面白いです。このタイプのシナリオが好きな人は夢中になってプレイできるかと思います。タイトル画面から一貫して作り込まれたゲームの雰囲気と非常にマッチしています。最後の選択肢でEDが2つに分かれるが、ゲームの目的から見て、果たしてどちらのEDが最善なのか・・・考えさせられました。
 

(ザ)選択肢を選んでシナリオを進めていくタイプの和風ノベルゲームです。
説明文にもあるのですが破滅エンド多数。ですが避けようと思えば簡単に避けれます。しかし、自分の良心に従うのならば…
これからプレイされる方は一旦攻略のことは考えず「自分だったらどうする?」と考えてプレイするのがおススメ。
また、グラフィックやUIがレトロゲームな雰囲気で統一されてるのもホラー感が増してて◎。

 

​(松)村を破滅においやっていく(おいやらざるをえなくなる)共犯の薄暗く胸糞悪い感覚…、この体験の作り方が、実に巧みだと思います。
その体験すら前フリとした、終盤のとあるシーン、最高ですね。プレイヤーがここまで抑圧されていたからこそ、その気持ちの解放が気持ちいい。

7.古都の謎解物語 幻の湖の演舞劇

(ケ)リアリティを感じるシナリオや、かわいいキャラクターなど、楽しく読み進めることが出来ました。No.5のゲームの続編で、こちらもまるで取材しているような気分で読んでました。
素晴らしいゲームをありがとうございます。

(m)龍の酒場と同じく、謎解物語としての楽しさがありました。湖上演舞とは何か?から物語が始まり、主人公が各地を移動して調べていきながら、その謎を解いていく。それについて明らかになったときの「成る程感」を味わうことができました。

(ザ)まず世界観作りが上手い。
日本チックな架空の世界ですが細かいところまで設定が作りこまれているのが好印象。
導入がその国の文化の調査、ということで自然にプレイヤーに操作と世界観を認識させる流れがとっても上手。
同じ国を舞台にした続編があるということも考えると、この話の持っていき方はかなり効果的ですね。
ストーリー面でも次から次に新しい情報や事件が出てきて飽きさせない一方、最後にはそれらがキレイにまとまるので読後感も良い。
続編も楽しみです。

​(松)「龍の酒場」同様、謎を解き明かすための探索が楽しかったです。

8.三途剣士

(ケ)斬新な操作のゲームでした。戦闘が緊迫することが多く手や汗を握るような展開が多かったです。
次のゲームも期待しています。頑張ってください。

(m)ハイテンポで進むアクションバトルが面白いポイントです。バトルはリアルタイムで進み、僅かな時間で出てきたコマンドに対して優劣を判断し、的確に出してあげないといけない。初見だとかなり難しいと感じるところですが、この作品の戦闘を理解することができれば、僅かな時間でコマンド選択する緊張感と、弱点を突いて大ダメージを出したときの爽快感を同時に味わうことができるので、戦闘の面白さをより感じることができるのはないかと思います。ただ、各コマンドの名称と優劣関係が覚えにくいところがあるので、もう少し分かりやすくできると遊びやすくなりそうだと思いました。

(ザ)こういう死んで覚えてクリアするゲーム、結構好きです。
経験値がゲームキャラじゃなくて自分にたまっていく感じ。
タイミングはシビアで反射神経というよりは覚えゲーになっている気がしますが、それはそれでクリアした時の達成感につながっています。
難しいモードは本当に難しかった…

​(松)ハイテンポなジャンケンは、ドキドキしますね。
難易度がすべて敵の行動速度にかかっているので、プレイヤーのテンションを設計するのは大変だっただろうなと推察します。

9.黄泉の村

(ケ)戦闘メインのゲームですが、難しくも計算されつくしたゲームデザインはとても素晴らしいと思いました。戦闘の達成感もすごかったです。
次のゲームも期待しています。頑張ってください。

(m)ゲーム開始時から村に入るまで、何が起こるか分からない緊張感がありました。村を探索するとき、隠された道を探したり鍵を入手したりなどのギミックが点在しており、細かい箇所を楽しむことができた作品です。

(ザ)不気味さとコミカルさの融合が好き。
マップは狭いながらも色々な要素が散りばめられていて探索する楽しみがある。

​(松)「何をすればよいのか?」という戸惑いが、
逆に、不思議な村に迷い込んでしまう体験を形作っていたといえるかもしれません。

10.サイボーグ縁日

(ケ)奇抜なシナリオと個性的な登場人物、予測のできない展開でとても楽しませていただきました。
次のゲームも期待しています。頑張ってください。

(m)一見すると普通に縁日を回るデートだけど、何かぶっ飛んでる。そんな感じがしました。バッドエンドもぶっ飛んでいるため、回収が楽しかったです。他ではお目にかかれない縁日デートを楽しませて頂きました。

(ザ)縁日デートで死なないように立ち振る舞うアドベンチャーゲームということで、とにかく死にまくります。
いわゆる死んで覚える死にゲーですがこまごまとセーブポイントが用意されてるのが嬉しいところ。
基本トンデモ展開の連続ですが、迫力あるイラストで演出しているので毎回勢いで押し切られてしまいました。

​(松)AIの出力する“ちょっと不思議な感じ”というのは、不思議な世界観やストーリーと相性が良いのかもしれませんね。

11.鬼中の娘

(ケ)殺伐な雰囲気もあれば、和むような雰囲気もある、不思議なゲームでした。読後もすっきりした感じでとても良かったです。
素晴らしいゲームをありがとうございます。

(m)レイ中、女の子ねずみが味方なのか、敵なのか・・・いろいろ推理しながらプレイできました。
異界という生きて帰れるか分からない場所で出会った女の子。
安心できるパートナーだと思いました。

(ザ)たった一人で闇路を進む中急に現れた謎の人物、ねずみさん。
ホラーゲームでもよくありますが、怖い場所に一人でいるときに他の人と出会うというのは安心するやら不気味に感じるやら、ですよねぇ。
果たしてねずみさんは敵なのか味方なのか、考えるのが楽しい。皆さんも彼女を信用していいのか悪いのか考えながらプレイしてみてくださいね。

​(松)不思議な異界で、少女との“バディ感”を楽しみました。
…と思いきや、彼女は本当に味方なのか…?疑心暗鬼な感情を揺さぶられました。

12.なんもはじまんない日本昔話

(ケ)原作があまりいい結末じゃないシナリオを面白おかしく、上手に調理して、とても笑えるシナリオにしたことはすごいと思いました。
素晴らしいゲームをありがとうございます。

(m)誰もが知っている日本昔話を、独自のアイディアでアレンジする、良いですね。ド派手な演出で何も始まらないのは凄いアレンジだな・・・!と
思いました。
一方、最後のツルの恩返しは、始まらないはずだけど何かが始まりそう・・・だというワクワク感がありました。シナリオのバランス調整が上手いと思いました。

(ザ)タイトル通りなんもはじまんない日本昔話が始まるわけですが…
この手の最後に各シナリオの登場人物が集結するオムニバス形式のシナリオは割と好きです。
オチも含めて好きです。忘れられてるのかと思いきや、最後に申し訳程度に出てくる桃くんも含めて好きです。

(松)コミカルな短編として、瞬発力のある素敵なモチーフ選びだと思います。

13.かぐや姫の末裔

(ケ)濃厚なシナリオでダークな雰囲気のシナリオながらも上手にキャラの心理心情を描いており、楽しくプレイすることが出来ました。
素晴らしいゲームをありがとうございます。

 

(m)登場人物の設定が細かく作り込まれており、それに伴ってシナリオにも惹き込まれました。
選択肢次第で訪れるバッドエンド結末も、キャラクターの感情や臨場感が感じられ、ハッピーエンドを見た後も違う選択肢を選んだ先の展開も気になって、読み進めてしまいました。
主人公が短命の運命を辿らなくてはならない中、誰を伴侶に選び、長く生きたいのか、助けたいのか・・・主人公の立場として考えながらプレイすることができると思います。

 

(ザ)メインは恋愛ゲームですが、もう1つ本作の大きな要素がホラー。
最初に「今作はホラー度が高めです」と注意書きが出てハッピーエンドだけを選べる「幸福結末版」を選べる程度にはホラー。
というわけで舞台となる「月の一族」と登場人物それぞれにしっかりと設定と闇があり、最後まで気が抜けない展開が続きます。それ故にグッドエンドにたどり着いた時の気持ちよさはひとしお。
ちなみに私は最初(解放要素があるとか知らず)春乃さんを選びました。趣味…悪いかな…

 

​(松)「伴侶を決める」という、乙女ゲームとしての推進力を、地方の因習と絡めることで自然とシリアスなシナリオに落とし込んでいて、よかったです。因習と能力の謎、各キャラクターの思惑…などミステリーとしての面白さに、しっかりとキャラクターの魅力が絡んでいて、「そうそう、シリアス系の恋愛ゲームってこうだよね!」と頷きながら遊びました。

© 2023 cestoner02

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